最近のAndroid端末で増えている「気持ち悪い広告」。
アダルト系コンテンツや過激な表現、詐欺まがいの文言など、見ているだけで不快になる広告に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
特に家族と共用している端末での表示は心配ですよね。
今回は、このような不適切な広告を排除する方法について、具体的な手順とともに解説していきます。
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不適切な広告の種類と特徴
まずは、どのような広告が「気持ち悪い」と感じられるのか、具体的に見ていきましょう。
実は、不適切な広告には明確なパターンがあるんです。
そして、その表示方法によって対策方法も変わってきます。
主な不適切広告の分類
気持ち悪い広告の代表例として、アダルト系コンテンツの宣伝が最も多く報告されていますが、これらは「ポップアップ型広告」である場合があります。
これらの広告は画像を過度にセクシャルなものにしているケースが目立ち、なおかつ勝手に画面上に出てきてしまうので、気持ち悪いというイメージがありますね。
気持ち悪い広告が増えてきたな。せめてミュートさせてくれよ
— ばくだん (@sms_tegetthoff) November 30, 2024
他にも、「追跡型広告」といって検索履歴や閲覧データに基づき、自動で広告を表示する場合もあります。
なぜ関連した広告ばかりが出てくるのか、または全く関連性に乏しい広告が出てくる場合も、気持ち悪いなという気持ちになりますね。
いかがわしい出会い系サイトへの誘導も頻繁に見られるのが現状です。
特に10代から20代の若いユーザーを狙った広告が多いので、保護者の方は不安になることも多いかもしれません。
広告が表示される仕組み
このような広告はなぜ表示されるのでしょうか。
その仕組みを理解することで、効果的な対策が可能になります。
広告配信の技術的背景
広告配信には主にGoogle広告プラットフォームが使用されていますが、時にはサードパーティの広告ネットワークも利用されます。
これらの広告は端末のブラウジング履歴やアプリの使用状況を分析して表示されることが多いのです。
また、位置情報や端末情報なども広告表示の判断材料となっています。
効果的な広告ブロック方法
では、実際の対策方法について詳しく解説していきましょう。
私が特におすすめする方法から順番にご紹介します。
設定は少し面倒に感じるかもしれませんが、一度行えば効果は持続しますよ。
システムレベルでの広告ブロック
まず試していただきたいのが、Android本体の設定からの対策です。
増えている広告って、ブロックもミュートもできないやつですよね?
Androidでは
⚙アイコンの設定→Google→広告→広告プライバシーをOFFにして、Chromeの設定→プライバシーとセキュリティ→広告プライバシーもOFFにしたらかなり減りました。— ぷぅた🐈⬛ (@kjyou_Amane) August 23, 2024
設定アプリを開き、「セキュリティとプライバシー」から「詳細設定」に進みます。
「広告」の項目を探して、「広告のプライバシー」をタップしてください。
ここでは広告のプライバシー機能のカスタマイズが可能です。
この設定により、アプリが変な広告を提案してこないようにブロックすることができます。
アプリの権限設定の見直し
アプリの権限設定を見直すことも、不適切な広告対策として効果的です。
「設定」から「アプリと通知」を開き、各アプリの権限を確認しましょう。
通知の権限も適切に設定することで、望まない広告の表示を防ぎやすくなります。
ブラウザの設定による対策
ブラウザでの広告対策も重要です。
特にChromeブラウザを使用している方が多いと思いますので、Chromeでの設定方法を詳しく説明していきましょう。
セーフブラウジングの活用方法
Chromeブラウザの設定から「プライバシーとセキュリティ」を開いてください。
ここで「サイトの設定」→「ポップアップとリダイレクト」に進みましょう。
あとは設定で「許可しない」を選択すればポップアップ広告がブロックできます。
この機能を有効にすることで、不適切なコンテンツを含む広告の多くがブロックされるようになるでしょう。
また、フィッシング詐欺などの危険なサイトにつながる広告からも保護される可能性が高くなります。
広告ブロックDNSの活用
DNSレベルでの広告ブロックも効果的な対策の一つです。
アプリやブラウザではなく、DNS側で不要な広告をブロックする設定が可能になっているんです。
設定アプリから「ネットワークとインターネット」を開き、プライベートDNSの項目で広告ブロック対応のDNSを設定することで、ネットワークレベルで広告をブロックすることができます。
突然失礼します
広告はプライベートDNSサーバーにアクセスすれば広告は全てなくなりますし、ブロートウェアは大半削除でき、できなくてもAndroidには無効化があるので問題なし。セキュルティが弱いとしてもAPKを入れたらウイルスかもしれないよってだけで野良アプリ入れなければOK。シェア率は関係ない— おぽん【opon】 (@oppo_user_opon) August 3, 2024
最近では、dns.adguard.comなどの信頼できるサービスが人気です。
広告ブロックアプリの選び方
より確実な対策として、広告ブロックアプリの利用も検討してみましょう。
ただし、どのようなアプリを選択するかは慎重になる必要があります。
信頼できるアプリの特徴
広告ブロックアプリは、Google Playストアの評価が4.5以上で、ダウンロード数が500万回を超えるものを選びましょう。
また、最終更新日が1ヶ月以内のものが望ましいです。
無料版と有料版の違いもしっかりと確認することが重要です。
特に、プライバシーポリシーがしっかりと記載されているアプリを選ぶことをおすすめします。
予防的な対策について
最後に、今後同じような問題に遭わないための予防策をお伝えしましょう。
日常的な予防のポイント
不適切な広告を防ぐには、安全な閲覧習慣を身につけることが重要です。
怪しいサイトへのアクセスは控えめにしましょう。
また、アプリをインストールする際は、開発元をしっかりと確認することが大切です。
定期的なキャッシュクリアも効果的な予防策の一つとして挙げられます。
快適なスマートフォン利用のために
ここまで、気持ち悪い広告の排除方法について詳しく解説してきました。
システムレベルでの設定、ブラウザの最適化、そして必要に応じた広告ブロックアプリの利用が、効果的な対策の3本柱となります。
特に重要なのは、設定をしっかりと見直し、信頼できるアプリのみを使用することです。
また、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。
広告はメディアの運営上必要な場合もあるでしょうが、不適切な広告から自分の端末を守ることは、快適にスマートフォンを使うには欠かせません。
ぜひ、この記事で紹介した方法を実践してみてください。
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