新幹線の無料Wi-Fiの使い方を徹底解説！繋がらないときの対処法も紹介

新幹線を利用する際、乗客は無料でWi-Fiサービスを享受できるようになりました。

具体的には、東海道、山陽、九州の新幹線区間で「Shinkansen Free Wi-Fi」が、東北、北海道、山形、秋田、上越、北陸の新幹線区間では「JR-EAST FREE Wi-Fi」が利用可能です。

過去には、ドコモ、au、ソフトバンクなどのモバイルキャリアが提供するWi-Fiサービスを、契約者のみが利用できました。

しかし、新幹線車内での無料Wi-Fi提供開始により、今ではどの利用者も追加費用なしでインターネット接続を享受できるようになりました。

このガイドでは、新幹線で提供されている「Shinkansen Free Wi-Fi」と「JR-EAST FREE Wi-Fi」の接続方法を詳しく説明し、接続にトラブルが生じた場合の「ページは開けません。

Safariはサーバにセキュリティ保護された接続は確立できませんでした。」というエラーメッセージが表示された際の対応策についても解説します。

これにより、より多くの方に新幹線内でのインターネット利用の便利さを伝えることができるでしょう。

新幹線で使える無料Wi-Fiはどんなサービス？

JRが運営する新幹線車内での無料Wi-Fiサービスは、乗車する新幹線の路線ごとに異なるサービス名と接続方法を提供しています。

以下は、各新幹線路線ごとの無料Wi-Fiサービスの詳細です。

JR東海が運行する東海道新幹線では、「Shinkansen Free Wi-Fi」を利用できます。

同様に、JR西日本の山陽新幹線とJR九州の九州新幹線でも「Shinkansen Free Wi-Fi」が提供されています。

JR東日本では、東北新幹線、北海道新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、および中央線特急で「JR-EAST FREE Wi-Fi」が使用可能です。

これらのWi-Fiサービスを利用することで、乗客は移動中もインターネットにアクセスでき、旅行の快適性が大幅に向上します。

「Shinkansen Free Wi-Fi」って何？

「Shinkansen Free Wi-Fi」はJR東海、JR西日本、およびJR九州が運行する東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線で提供される無料のWi-Fiサービスです。

このサービスを利用するには、メールアドレスの登録やSNSを介した認証が必要であり、登録から21日が経過すると、ユーザーは再登録を行う必要があります。

ただし、大規模な災害発生時には登録不要でインターネットアクセスが可能になる措置が設けられています。

Wi-Fiサービスは1日に複数回利用可能ですが、一度の接続は最大30分までと制限されており、30分ごとに再認証が求められます。

このサービスは2018年7月25日に開始され、2020年2月21日までに全車両での整備が完了しました。

これにより、現在では東海道、山陽、九州新幹線のすべての列車で、乗客は無料でWi-Fiサービスを利用することができます。

これにより、新幹線を利用する際のコミュニケーションや情報収集がより一層便利になります。

ちなみに、N700S型新幹線の一部の車両では、「S Wi-Fi for Biz」という特別なWi-Fiサービスを提供しており、具体的には7号車と8号車でこのサービスが利用可能です。

乗客がこのサービスを利用できるかどうかは、座席の背面テーブルに貼られたステッカーで確認できます。

「S Wi-Fi for Biz」は、1日に何度でもアクセス可能な点で通常のWi-Fiサービスと同様です。

また、このサービスでもメールアドレスの登録やSNS認証が必要であり、利用開始から21日後には再登録が求められるという点も共通しています。

しかし、最大の特徴は、接続時間に制限がなく、通信圏内であれば乗車中ずっとインターネット接続が可能であることです。

これにより、ビジネスユーザーをはじめとする多くの利用者が、より長時間、中断なくインターネットを使用できるようになり、新幹線の旅がさらに便利で快適なものになります。

「JR-EAST FREE Wi-Fi」って何？

「JR-EAST FREE Wi-Fi」は、JR東日本が運行する東北新幹線、北海道新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、そして中央線特急で提供している無料のWi-Fiサービスです。

このサービスを利用するためには、最初にメールアドレスによる登録が求められますが、一度登録を済ませれば、誰でもサービスを無料で享受することが可能です。

「JR-EAST FREE Wi-Fi」は1日に何回でも使用できる柔軟性があり、ただし、1回あたりの接続は最大3時間までと定められています。

3時間ごとには再エントリー、つまり新たなログインが必要になります。

加えて、大規模な災害が発生した場合には、ユーザーは登録プロセスを経ることなくインターネットアクセスが可能となる特例が設けられています。

これにより、災害情報の入手や緊急通信が容易になります。

このような柔軟で便利なWi-Fiサービスは、新幹線を利用する多くの旅客にとって、移動中の時間を有効に使うための大きな助けとなります。

新幹線の無料Wi-Fiは安全なの？セキュリティ面で危険性は？

新幹線内で提供される無料Wi-Fiサービスは、利用者が手軽にアクセスできるように設計されていますが、その結果として最高水準のセキュリティ機能は提供されていないことが多いです。

このため、利用者は特にセキュリティに関して注意が必要です。

暗号化されていないウェブサイト（URLが”http://”で始まるもの）へのアクセス時に、名前、メールアドレス、クレジットカード情報などの個人情報を送信する行為は避けるべきです。

公共のWi-Fiネットワークでは、データの盗聴や傍受のリスクがあります。

そのため、新幹線の無料Wi-Fiを利用する際には、VPN（仮想プライベートネットワーク）の使用が強く推奨されます。

VPNを利用することで、インターネット上の活動が暗号化され、セキュリティが強化されます。

これにより、機密性の高い情報を扱う場合でも、より安全にインターネットを使用することが可能になります。

公共のWi-Fi環境下でのセキュアな通信を保つために、VPNの利用を検討することは、非常に賢明な対策と言えるでしょう。

新幹線の無料Wi-Fiの通信速度は早い？

新幹線内で提供される無料Wi-Fiサービスの通信速度は、利用している人数や時間帯によって大きく変わることがあります。

例えば、人が比較的少ない早朝などでは、10Mbpsから20Mbpsの速度を達成し、これによりYouTube、Hulu、Netflixといった動画ストリーミングサービスも比較的快適に楽しむことができます。

しかし、新幹線の無料Wi-Fiでは、オペレーティングシステムのアップデートや大きなアプリのダウンロードに対して通信制限がかけられていることが一般的です。

このため、大容量のデータを必要とするアプリのアップデートを試みても、進行状況が全く進まないことがありますので、注意が必要です。

さらに、新幹線は高速で移動するため、電波状況が常に変化し、特にトンネル内などでは電波が届かず、通信速度が遅くなるか、または接続が完全に途絶えることがあります。

このような状況を理解し、特に重要な作業を行う際には、予めファイルのダウンロードなどを済ませておくなどの対策をお勧めします。

このように新幹線のWi-Fiを賢く利用することで、旅の時間をより有効に使うことができます。

「Shinkansen Free Wi-Fi」の使い方をデバイス別に紹介

JR東日本が提供している「Shinkansen Free Wi-Fi」の利用方法は、iPhoneとAndroidデバイスで若干異なる場合がありますが、基本的な接続手順は似ています。

以下に、それぞれのデバイスでの接続方法をご説明します。

【iPhone】Shinkansen Free Wi-Fiの使い方

iPhoneを使って「Shinkansen Free Wi-Fi」に接続する際は、まず設定画面からWi-Fi設定へ進みます。

機内モードのオプションの下にある「Wi-Fi」セクションをタップして、「Shinkansen Free Wi-Fi」ネットワークを選択します。

このネットワーク名の横にチェックマークが表示されたら、Wi-Fiに正常に接続されていることを意味します。

次に、インターネットブラウザが自動で開き、Wi-Fiサービスの利用規約画面にリダイレクトされます。

ここで、利用規約を読み、画面下部にある「サービスを利用する」ボタンを押します。

その後、メールアドレスやSNSを介したログイン画面が表示されるため、Twitterでの認証を例に取ると、Twitterログインを選び、アクセス許可を与えます。

Twitterのアカウント情報を入力し、アプリの連携認証を行い、必要に応じて「Safariで開く」を選択します。

最終的に、「インターネットに接続されました」という画面が表示されれば、Wi-Fi接続プロセスは完了です。

これにより、iPhoneユーザーは新幹線内でスムーズにインターネットサービスを利用できるようになります。

【Android】Shinkansen Free Wi-Fiの使い方

Androidスマートフォンを使用して「Shinkansen Free Wi-Fi」に接続する方法も、基本的には簡単です。

最初に、スマートフォンの設定メニューを開き、「ネットワークとインターネット」をタップします。

そこから「インターネット」セクションに進み、「Shinkansen Free Wi-Fi」ネットワークを選択します。

ネットワークに接続すると、ブラウザが自動的に起動し、Wi-Fiサービスの利用規約ページが表示されます。

ここで利用規約を確認し、画面を下にスクロールして「サービスを利用する」ボタンを押します。

その後、メールアドレスやSNSを使用したログイン手順に移ります。

例えば、Twitterを利用する場合、ログインボタンを押してTwitterアクセスを許可し、表示される指示に従ってログイン情報を入力します。

「連携アプリを認証」ボタンをタップした後、最終的に「接続完了」と表示されれば、Wi-Fi接続プロセスは成功です。

これにより、Androidユーザーも新幹線の旅の間、快適にインターネットを利用できるようになります。

【PC】Shinkansen Free Wi-Fiの使い方

パソコンを使用して「Shinkansen Free Wi-Fi」に接続する手順も直感的で理解しやすいです。

まずはパソコンのWi-Fi機能をオンにして、利用可能なネットワーク一覧から「Shinkansen Free Wi-Fi」を選択し、接続を開始します。

接続が確立されると、自動的にブラウザが開き、Wi-Fiサービスの利用規約が表示されます。

画面を下にスクロールして、規約に同意したうえで「サービスを利用する」ボタンをクリックします。

次に、メールアドレスでのログインを選択し、指示に従ってメールアドレスを入力し、「確認」ボタンをクリックします。

これにより、仮登録が完了し、入力したメールアドレス宛に確認メールが送信されます。

このメールに記載されているリンクを10分以内にクリックすることで、登録プロセスを完了させます。

最後に、「インターネットに接続されました」という画面が表示されれば、パソコンでのWi-Fi接続は完了です。

これで、パソコンを用いて新幹線の旅の間、快適にインターネットを利用することが可能になります。

「JR-EAST FREE Wi-Fi」の使い方をデバイス別に紹介

「Shinkansen Free Wi-Fi」は、JR東海の東海道新幹線、JR西日本の山陽新幹線、およびJR九州の九州新幹線で利用可能な無料Wi-Fiサービスです。

スマートフォン、タブレット、パソコンなど、さまざまなデバイスで利用することができます。

以下に各媒体ごとの接続方法を紹介します。

【iPhone】JR-EAST FREE Wi-Fiの使い方

iPhoneを使って「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続する際の手順は以下の通りです。

まず、iPhoneの設定を開いて、機内モードのオプションの下にある「Wi-Fi」セクションに進みます。

そこから利用可能なネットワークの中から「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」を選択し、タップします。

ネットワーク名の横にチェックマークが表示されたら、Wi-Fiネットワークへの接続は成功しています。

次に、ログイン画面が自動的に表示されますので、メールアドレスを入力し、「仮登録」ボタンを押します。

その後、指定したメールアドレスに仮登録メールが送信されるので、「送信」ボタンを押して、そのメールを確認します。

「Safariで開きますか？」というメッセージがポップアップ表示されたら、「開く」をタップしてください。

これにより、「JR-EAST FREE Wi-Fi」の利用が開始されます。

さらに、「接続完了のご案内」メールに含まれる特定のアドレスへのアクセスを一度行うことで、次回以降、メールアドレスを入力せずにWi-Fiサービスを利用することが可能になります。

これにより、新幹線の旅がより便利で快適なものになります。

【Android】JR-EAST FREE Wi-Fiの使い方

Androidデバイスを使用して「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続する手順は、以下のように行います。

最初に、Androidデバイスの設定メニューを開き、「ネットワークとインターネット」に進みます。

次に、Wi-Fi設定に入るためにWi-Fiのオプションの横にある設定アイコンをタップします。

Wi-Fiをオンにして、利用可能なネットワークの中から「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」を選択し、タップします。

ネットワークに接続されると、自動的にログイン画面が表示されるので、「ここをタップしてネットワークにログイン」というメッセージをタップします。

その後、表示される画面にメールアドレスを入力し、「仮登録」ボタンをタップします。

入力したメールアドレスを確認するための画面が表示されるので、「送信」を選択します。

これで、「JR-EAST FREE Wi-Fi」の利用が開始されます。

この手順により、Androidデバイスを利用している際にも、新幹線の旅中に快適にインターネットサービスを享受できるようになります。

無料Wi-Fiに繋がらないときの対処法

新幹線の無料Wi-Fiサービスを利用している際に、「ページは開けません。

Safariはサーバにセキュリティ保護された接続は確立できませんでした。」というエラーメッセージが表示されるときは、セキュリティプロトコルの問題やネットワークの混雑が原因の一つである可能性が高いです。

認証画面が正しく表示されない場合の対処法としては、以下のステップを試してみてください。

「Shinkansen_Free_Wi-Fi」または「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続した状態を保ったまま、ブラウザのアドレスバーに“http://www.wifi-cloud.jp/” または “http://www.wifi-cloud.jp/jr_c_shinkansen/ja/01/index.html” を直接入力し、アクセスしてみてください。

これにより、認証画面に強制的にアクセスしようとする試みです。

しかし、年末年始などの利用客が特に多い時期は、Wi-Fiサービスのネットワークが大きな負荷を受けており、サービスの許容量を超えることで接続が困難になることがあります。

そのような場合は、時間をおいて再度接続を試みるか、接続の需要が比較的低い時間帯を狙うことも一つの解決策です。

Nintendo Switchからは新幹線無料Wi-Fiに接続不可

Nintendo Switchを含む一部のデバイスでは、新幹線で提供される一般的な無料Wi-Fiサービスへの接続に問題が発生することがあります。

これは、ログインプロセスにウェブベースの認証を要求するWi-Fiネットワークの仕様と、デバイスの対応能力の間に相違があるためです。

Nintendo Switchの場合、認証プロセスを正常に完了させるために必要なウェブページを適切に表示できないことが原因で接続できないことが多いです。

Nintendo Switchで新幹線の旅中にインターネット接続を楽しむためには、d Wi-Fiやau Wi-Fiアクセス/SPOT、Wi2といった他のWi-Fiサービスを利用することが一つの解決策となります。

これらのサービスであれば、一部の新幹線や駅で提供されており、Nintendo Switchでも接続しやすい可能性があります。