スマートフォンの契約で最も悩ましいのが通信キャリアの選択ですが、「電波の良さ」は重要な判断基準の一つですよね。
中でもドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは、それぞれに特徴があり、一概にどれが最適とは言えない状況です。
そこで今回は、基地局数や通信速度、カバー率などの具体的なデータを交えながら、各キャリアの特徴と選び方のポイントを詳しく解説していきます。
どのキャリアが繋がりやすいのか気になっているあなたは、ぜひ参考にしてみてください。
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携帯電話の電波ってそもそも何?
まず始めに、携帯電話の「電波」について理解を深めていきましょう。
よく「電波が悪い」という言葉を使いますが、実際には電波にはさまざまな要素が関係しています。
携帯電話が使用する電波の種類について、詳しく見ていきましょう。
主な電波の種類と特徴
現在の携帯電話では、大きく分けて「Sub6」と呼ばれる6GHz以下の周波数帯と、「ミリ波」と呼ばれる28GHz帯以上の周波数帯が使われています。
ただしミリ波に対応しているキャリアおよびスマートフォンは限定てきです。
ミリ波対応スマホを買ったはいいが日本のキャリアがミリ波やる気なさすぎてミリ波を掴むとこがないままスマホの寿命がきそう
— 位相楼 (@1NN0VAT0R) October 7, 2024
Sub6はさらに、700MHz帯や2.1GHz帯など、複数の周波数に分かれているんですよ。
低い周波数帯(700MHz~900MHz帯)は建物への浸透力が強く、遠くまで電波が届きやすいという特徴があります。
一方、高い周波数帯(2.1GHz帯以上)は大容量のデータ通信が可能ですが、距離は届きにくくなります。
各キャリアの電波カバー率を比較
実際のところ、各キャリアの電波カバー率はどうなっているのでしょうか?
実は、最新の統計によると、人口カバー率では各社とも99%以上を達成しています。
ただし、これは単純に人が住んでいる地域をカバーしている割合であり、実際の使用感とは少し異なることもあります。
場所によって電波の入り具合は違うので、この数字はサクサクつながるという意味ではなく、あくまで繋がる地域の目安というわけです。
詳細なカバー率の違い
ドコモの場合、4Gエリアの人口カバー率は2024年3月時点で約99.9%に達しています。
au(KDDI)は約99.9%、ソフトバンクは約99.9%となっています。
このように4G(LTE)については、3社ともほぼ100%のカバー率を達成していますが、山間部や地下などの特殊な環境では差が出てきます。
また、5Gエリアの人口カバー率についても、各社とも90%を越えているとされますが、4Gエリアに比べると地域差があります。
電波塔(基地局)の数で見る各社の強み
しかし、カバー率だけじゃなくて、実際の通信品質も気になるところです。
実は、通信品質には基地局の数が大きく関係しているため、次はこの数字について見ていきましょう。
基地局設置状況の詳細
令和3年の調査によると、NTTドコモの4G基地局は259,584局、au(KDDI)は約190,469局、ソフトバンクは約176,041局の基地局を保有しているとのことです。
これを踏まえると、最も基地局数が多いのはNTTドコモですね。
結局のとこ携帯電波はドコモが最強なんだよね
この前の通信障害の復旧に時間がかかったくらいで、繋がりやすさと速度は1番いい— ⸒⸒ (@elonfxxkyou) May 13, 2023
これだけの数があれば、地方でも十分な基地局が配置されている可能性が高いでしょう。
通信速度の実測値で比較
みなさんが気になるのが実際の通信速度ではないでしょうか。
各社の謳う理論値は魅力的ですが、現実の使用感はどうなのでしょう。
屋内外での通信速度の違い
通信速度は屋内と屋外でも大きく異なります。
たとえば屋外での5G通信速度は各社とも公称値の80%程度を維持できている地域もありますが、建物のつくりによっては40~50%程度まで低下してしまうこともあります。
特に、電波の通りにくい鉄筋コンクリート構造のビルなどでは、大幅な速度低下が見られる場合も。
このため、主に屋内で使用する方は、建物の構造も考慮に入れた選択が必要になってくるんです。
通信の安定性について
「速度も大事だけど、安定して使えることのほうが重要!」そんな声も多いですよね。
確かに、動画をスムーズに見られることも大切ですが、まず電話がつながることが一番大切です。
災害時の通信確保
各社とも災害時の通信確保には力を入れています。
ドコモを含め各キャリアは、災害用伝言版を提供しており、電話番号と名前を登録すれば安否確認に使うことができます。
東日本大震災の際にもこれらの通信環境が大いに役立った上に、各社ともこれを機に災害対策に尽力しています。
たとえば災害用伝言ダイヤルといった、音声での連絡サービスも大手キャリアならば受けられます。
料金プランと電波品質の関係
「結局、高い料金を払えば電波は良くなるの?」という質問をよく受けます。
しかし、一概にそうとは言えず、意外と複雑な話なんです。
プラン別の通信品質
各社とも、料金プランによって通信速度に制限を設けることはありますが、電波の届き方自体は変わりません。
つまり、安いプランだからといって電波が悪くなるわけではないんです。
ただし、混雑時の通信制御については、プランによって差が出る場合があります。
そして選択した料金プランによっては、データ使用量が足りずに上限に達すると、通信制限がかかりスムーズなネットワーク通信が妨げられます。
通信の混雑状況による影響
実は、同じエリアでも時間帯によって通信速度が大きく変動することをご存知でしょうか。
例えば、平日の通勤時間帯(午前8時~9時台)にはスマートフォンを見る人が多いため、通信速度が通常より低下することもあります。
これは、同じエリアの基地局に多数のユーザーが接続することで起こる現象です。
各社とも、この問題に対して基地局の増設や電波の効率的な割り当てなどの対策を進めています。
おすすめのキャリア選び方
ここまで見てきて「やっぱりドコモかな?」と思った方も多いかもしれませんね。
でも実は、キャリア選びには、もっと個人的な要素を考慮する必要があるんです。
具体的な選び方のポイント
私のおすすめは、実際に使用する場所での電波状況を確認することです。
やっぱドコモって本当に電波クソだな。携帯キャリアでも最大ユーザー数誇る癖に街ん中で電波悪いとか本当にクソすぎん?笑
やっぱソフトバンクか楽天が最強だな。
— ぞの (@7872_tm) January 18, 2024
通勤・通学路、自宅、職場など、普段よく利用する場所での電波状況は、各社のエリアマップで確認できます。
また、知人や家族の使用経験も参考になりますよ。
特に注目してほしいのが、建物の中での電波の入り具合です。
最近の建物は電波を通しにくい素材を使用していることも多く、外では問題なくても室内では電波が弱くなることがあるんです。
ドコモのネットワークは優秀!でも実際に使う場所で確認すべき
携帯電話キャリアの選択において、電波の良さは確かに重要な要素です。
NTTドコモは基地局数、人口カバー率において、数字の上では優位性を示しています。
しかし、実際の使用においては、利用する場所の環境や建物の構造によって電波状況が大きく変わることがあります。
また、各社とも災害対策や通信品質の向上に力を入れており、その差は徐々に縮まってきているのかもしれません。
キャリア選択の際は、数値データだけでなく、実際の使用環境での電波状況を確認することが重要です。
可能であれば試用サービスなども活用し、自分の生活パターンに合った通信環境を選ぶことをお勧めします。
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