AQUOS sense4は、2020年に登場したシャープのミドルレンジスマートフォンとして、耐久性の高さとバッテリー持続時間の長さで多くのユーザーから支持を集めてきました。
2024年の現在、中古市場では1~2万円前後で取引されており、手頃な価格での購入が可能です。
しかし、OSのアップデート対応やカメラ性能など、いくつかの課題も見えてきています。
今回は、AQUOS sense4の魅力と問題点について、実際の使用経験を交えながら詳しく解説します。
特に、耐久性の高いスマートフォンを探している方は、ぜひ参考にしてください。
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AQUOS sense4の基本情報と発売からの経過
AQUOS sense4は2020年10月に発売された機種で、発売時の価格は3万円台後半でした。
現在の中古価格は1万円台程度で推移しており、手頃な価格で購入できる機種として注目を集めています。
aquos sense4+paw s1の組み合わせとかコスパ良さげ
どっちも中古なら安いし— NY (@creeeeeeeeeeeap) November 6, 2023
防水・防塵性能を備えながら、比較的コンパクトなサイズを実現した機種として、多くのユーザーから支持されてきましたね。
スペック面での評価
AQUOS sense4の性能について、具体的な数値とともに見ていきましょう。
実は、いまでも十分に使える特徴がいくつかあるんです。
プロセッサ性能と実用性
搭載されているSnapdragon 720Gは、ミドルレンジながら安定した性能を発揮するプロセッサです。
AnTuTuベンチマークでは約30万点を記録しており、これは日常的な使用には十分な性能と言えます。
LINEやTwitterなどのSNSアプリ、メールやWebブラウジングなどの基本的な操作では、特にストレスを感じることはありませんでした。
メモリとストレージ
この機種は、4GBのRAMと64GBのストレージを搭載しています。
私が使用していた時の経験では、同時に3-4個程度のアプリを切り替えて使用する分には問題ありませんでした。
ただし、重いゲームアプリなどを同時に起動すると、メモリ不足でアプリが固まることもありましたね。
AQUOS sense4のメリット分析
ここからは、2024年においても評価できる点について、詳しく見ていきましょう。
実際の使用シーンを踏まえて解説していきます。
耐久性能の高さ
IP68の防水・防塵性能に加え、MIL規格準拠の耐衝撃性能を備えています。
Aquos Sense4バッテリが95パー固定みたいになってきて、なんかバックライトがもやもやするようになってきた。まあMTBトレイルで落とし、レジで落としたり蹴ったりしても壊れないタフネスがあるのでもうちょい使うか、Sense8買ってバックアップ(3台運用)にするかだな。
— Xtreme Stayer (@xtremestayer) December 5, 2023
これは現代のスマートフォンとしても、かなり高い水準と言えるでしょう。
雨の日でも気にせず使えますし、アウトドアでの使用にも適しています。
私も海や水辺での撮影で使ったことがありますが、信頼性の高さゆえにとても精神的に助けられました。
バッテリー性能の評価
AQUOS sense4のバッテリーについて、詳しく検証していきましょう。
実は、この部分にはかなり興味深い特徴があるんです。
持続時間と充電性能
4,570mAhの大容量バッテリーを搭載しており、これは現代のスマートフォンと比較しても引けを取らない容量です。
私の使用経験では、SNSやWebブラウジングを中心とした一般的な使用で、1日半から2日程度の連続使用が可能でした。
省電力設定を活用すれば、さらなる長時間駆動も期待できます。
ただし、充電速度は最大18Wと、現代の基準からすると少し物足りないかもしれません。
フル充電までは少し時間がかかりますので、夜間の充電をお勧めしますね。
カメラ性能の分析
写真撮影機能について、具体的な性能を見ていきましょう。
特徴的な点がいくつかありますよ。
撮影機能と画質
メインカメラは1,200万画素のセンサーを搭載しています。
AIカメラ機能により、シーンに応じた最適な設定が自動的に選択されるため、初心者でも綺麗な写真が撮影できます。
特に明るい屋外での撮影では、鮮やかな色彩と十分な解像感が得られました。
AQUOS sense4の、というかAQUOSのカメラアプリが結構痒い所に手が届く仕様で驚いた
それだけにカメラセンサーだけが残念(暗所がノイズまみれ)— 鬼蓮 (@k_onibasu) May 12, 2024
ただし、夜景や暗所での撮影能力は、現代のスマートフォンと比べるとやや見劣りするでしょう。
ノイズの発生も目立つため、夜の撮影には工夫が必要かもしれません。
AQUOS sense4の課題点
ここからは、2024年に使用する上での気になる点について、率直にお伝えしていきましょう。
システムの将来性
Android 10をベースとしたOSを搭載しており、Android 12までのアップデートが提供されています。
しかし、今後の新しいAndroidバージョンへの対応は期待できません。
これは、新しいアプリやサービスとの互換性という観点で、将来的な不安要素となるかもしれません。
表示性能の制約
6.1インチのディスプレイは、解像度が2280×1080ピクセルのフルHD+となっています。
リフレッシュレートは60Hzで、最新の機種で採用されている120Hzなどの高リフレッシュレート表示には対応していません。
スクロールや画面遷移の滑らかさという点では、やや物足らなさを感じることもあるでしょう。
まとめと購入判断のアドバイス
ここまでの解説を踏まえて、AQUOS sense4の購入について具体的なアドバイスをさせていただきます。
2024年の時点で新品購入をお勧めすることは難しいと考えています。
しかし、中古市場での1~2万円前後という価格帯であれば、以下のような方には十分検討に値する選択肢となるでしょう。
特におすすめなのは、耐久性を重視する方です。
防水・防塵性能や耐衝撃性能は、現代のスマートフォンと比較しても十分な水準を保っています。
アウトドア活動が多い方や、仕事で過酷な環境での使用が想定される方には、魅力的な選択肢となるはずです。
また、バッテリー持続時間を重視する方にも、検討する価値があります。
大容量バッテリーと省電力設定の組み合わせにより、充電の心配が少ない使用が可能です。
一方で、以下のような方には、別の機種を検討することをお勧めします。
写真撮影を重視する方、ゲームやSNSを頻繁に使用する方、そして長期的な使用を考えている方は、より新しいモデルを選択した方が良いでしょう。
具体的には、AQUOS sense6やsense7などの後継機種、あるいは同価格帯の他社製品を検討してみてください。
私個人としては、AQUOS sense4は「セカンドフォン」や「予備機」として使用するのが最適だと考えています。
メインで使用するスマートフォンの故障時や、アウトドアでの使用時など、特定の用途に特化して使用することで、その特徴を最大限に活かすことができるでしょう。
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