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iPhoneの動作が重いと感じる原因と対処法

いくらスペックが高いiPhoneでも、使い方や設定によっては動作が重くなることがあります。

特に発売から2年以上経過したiPhoneを使用している方の中には、「以前より動作が遅くなった」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、iPhoneの動作が重くなる主な原因と、その対処法について解説します。

定期的なメンテナンスで快適な動作を維持することもできますので、ぜひ参考にしてみてください。

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動作が重くなる主な原因

みなさんは、「スマートフォンの動作が重い」と感じた時、どのように対処していますか?

実は、動作が重くなる原因は複数存在し、それぞれに適切な対処法があります。

ここでは、代表的な原因について詳しく見ていきましょう。

ストレージ容量の不足

iPhoneのストレージ容量が90%以上使用されている状態では、システムの処理速度が著しく低下します。

快適に使えるように、少なくとも1 GBは空き容量を確保するように心がけてください。空き容量が1 GBを下回る状況が続くと、コンテンツが増えるたびにiOSまたはiPadOSがそのつど空き容量を作るので、それに伴い、デバイスが低速化する場合があります。

(引用元:Appleサポート

特に128GB以下のモデルでは、写真や動画、アプリの保存によって容量が逼迫しやすい傾向にあります。

たとえば4K動画やキャッシュファイルの蓄積も見逃せない要因で、SNSアプリを多用している方はキャッシュデータだけでも多くのストレージを圧迫することもあります。

バックグラウンドでの過剰な処理

位置情報サービスやプッシュ通知の設定が多すぎると、CPUやメモリに負荷がかかります。

一般的なiPhoneユーザーは10~20個以上のアプリをインストールしているでしょう。

もし、そのアプリが全てバックグラウンドで常時動作している状態ならば、非常に高負荷かもしれません。

これは電池の消費だけでなく、システム全体の処理速度低下にもつながります。

パフォーマンスに影響を与える設定

iPhoneの動作速度は、各種設定によって大きく変化します。

私の経験上、適切な設定を行うことで体感速度が大きく改善することもありましたよ。

それでは、具体的にどのような設定が影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。

バッテリーの劣化状態

iPhoneのバッテリー性能は、使用期間とともに低下していきます。

通常、500回の充放電サイクルで最大容量が約80%まで低下し、これに伴ってパフォーマンスも制限されます。

具体的には、バッテリー最大容量が80%を下回ると、様々な動作にも不具合が出てくる傾向があります。

このため、処理の遅さを感じる場合は、まずバッテリーの状態を確認することをお勧めします。

メモリ管理の重要性

実は、多くのユーザーが見落としがちなのが、適切なメモリ管理です。

たとえば、iPhone 15では6GBのRAMを搭載しています。

それでも、効率的に使用していない場合は、アプリの切り替えが遅くなったり、バックグラウンドでのアプリの再読み込みが頻繁に発生したりします。

キャッシュデータの蓄積

日常的なアプリの使用により、システムキャッシュは自動的に溜まっていきます。

特にInstagramやTikTokなどの動画共有アプリは、多くのキャッシュを生成することも珍しくありません。

これらのキャッシュデータは、ストレージの空き容量を圧迫するだけでなく、アプリの起動速度にも影響を与えます。

iPhone本体の発熱

iPhone本体が発熱している場合も、動作速度に大きな影響を与えることがあります。

外的条件が原因でデバイスの温度が上がりすぎた場合、たとえば、暑い車内に放置した、直射日光のあたる場所で長時間使ったなどの場合、iOSやiPadOSはデバイスのパフォーマンスを適宜調整します。デバイスを涼しい場所に移して、温度が落ち着くまで待ってください。

(引用元:Appleサポート

たとえば、真夏の車内や重たいアプリゲームの操作など、過負荷な状況での利用は動作制限の原因になりやすいです。

iPhoneは繊細な製品ですから、劣化を防ぐためにも適温での利用が望ましいです。

また、過充電により発熱する場合もあるため、スマホケースを外したり、一旦充電を中止したりして、本体が熱くなりすぎないように調整してみてください。

システムアップデートの影響

iOSのアップデートは、セキュリティの向上や新機能の追加に重要な役割を果たしています。

しかし、場合によってはパフォーマンスに予期せぬ影響を与えることもあります。

ここでは、システムアップデートと動作の関係について詳しく見ていきましょう。

アップデート直後の挙動

新しいiOSにアップデートした直後は、システムが新しい環境に最適化される時間が必要です。

具体的には、アプリのインデックス作成やキャッシュの再構築に24〜48時間程度かかることがあります。

この間、バッテリーの消費が通常より20〜30%増加し、動作が一時的に遅くなることは珍しくありません。

デバイスの世代による違い

たとえば、iOS 17は、iPhone XR以降のモデルをサポートしていますよね。

ただし、iPhone XやiPhone 8などの古い機種ではこの恩恵を受けることができません。

一般的に、最新iOSはシステムが最適化されていますから、ソフトウェアを更新できないままということは、処理効率がこれ以上改善されないとも言えます。

つまり、世代の古いデバイスを使い続けることで動作が重たくなるのは、スマートフォンの性質上致し方ない面もあります。

具体的な改善方法

ここまで様々な原因を見てきましたが、実際にどのように対処すれば良いのでしょうか?

私の経験では、以下の方法を組み合わせることで、大幅な改善が期待できます。

それでは、具体的な手順を見ていきましょう。

ストレージの最適化

まずは「設定」アプリから「iPhoneストレージ」を確認し、使用状況を把握することが重要です。

写真や動画は「iCloudストレージ」や「最適化したストレージ」機能を活用することで、本体の容量を大幅に節約できます。

また、アプリごとのデータ使用量を確認し、不要なアプリの削除や、「オフロード」機能の活用を検討しましょう。

バックグラウンド設定の見直し

「設定」アプリの「一般」から「バックグラウンドアプリの更新」を開き、必要最小限のアプリのみ許可することをお勧めします。

位置情報サービスも、「設定」の「プライバシーとセキュリティ」から、アプリごとに「アプリの使用中のみ許可」に変更することで、バッテリー消費とシステム負荷を軽減できます。

快適なiPhone操作のために

iPhoneの動作が重くなる原因は、ストレージの不足やバックグラウンド処理の増加、バッテリーの劣化など、複数の要因が絡み合っています。

定期的なメンテナンスとして、最低でも月1回はストレージの確認と不要データの削除を行い、3ヶ月に1回程度はシステムの設定を見直すことをお勧めします。

また、バッテリーの状態が80%を下回った場合は、Apple正規サービスプロバイダでの交換を検討してください。

コストは15,000円前後かかりますが、デバイスの性能を最大限に発揮させるために、有効な対策となるでしょう。

このような定期的なケアを行うことで、2年以上使用したiPhoneでも、購入時に近い快適な動作を維持することができますよ。

これを機に、あなたのiPhoneのメンテナンスを始めてみてはどうでしょうか?

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