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iPhone SE第一世代は買わない方がいい?メリットとデメリットを解説

iPhone SE第1世代は、2016年に発売されたAppleのコンパクトモデルとして、多くのユーザーから支持を集めてきました。

4インチの小型ディスプレイと手頃な価格設定、そしてSE初代というプレミア性が相まって、現在も一部の中古市場で根強い人気を誇っています。

しかし、2024年の現在、iOS 15までで更新が止まっているため、セキュリティやアプリ互換性の面で深刻な課題を抱えています。

今回は、iPhone SE第1世代の魅力と問題点について、実際の使用経験を交えながら詳しく解説します。

特に、初代iPhone購入を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

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iPhone SE第1世代の基本情報と発売からの経過

iPhone SE第1世代は2016年3月に発売された機種で、当時の価格は52,800円(税抜)からでした。

iPhone 5sのデザインを踏襲しながら、内部性能は6s程度と、スペックを大幅に強化した機種として注目を集めました。

驚くべきことに、発売から8年近く経った現在でも、中古市場では5,000~10,000円前後で取引されているんです。

ただし、購入を検討している方に注意していただきたいのが、当機種は2019年9月のiOS 13が最後のメジャーアップデートとなっている点です。

この点については後ほど詳しく解説させていただきますね。

スペック面での評価

iPhone SE第1世代の性能について、具体的な数値とともに見ていきましょう。

当時としては十分な性能を持っていましたが、現代の視点で見るとどうでしょうか。

プロセッサ性能と実用性

搭載されているA9チップは、iPhone 6sと同じプロセッサです。

GeekBench 5でのスコアは、シングルコアで約550点、マルチコアで約1000点を記録しています。

これは現代の格安スマートフォンと比較しても、かなり見劣りする数値となっています。

実際の使用感としては、基本的なメールなどのコミュニケーションアプリは何とか動作します。

しかし、LINEなどのコミュニケーションアプリはiOS 13.7以下の場合、すでに動作対象外となっています。

これを踏まえると、最新のSNSアプリや動画アプリでは、動作の遅延や強制終了が頻繁に発生する可能性が高く、すでにソフトウェア対象外となっているケースも多いです。

私が使用していたのは少し前の話ですが、その時もアプリの読み込みに時間がかかることがしばしばありました。

画面サイズとディスプレイ品質

4インチのRetinaディスプレイは、解像度が1136×640ピクセルとなっています。

現代のスマートフォンと比較すると、かなり小さなサイズと言えるでしょう。

コンテンツの表示領域が限られているため、Webサイトの閲覧や動画視聴には苦労する場面が多いと感じます。

視認性が良い端末とは言い難いのが正直なところです。

iPhone SE第1世代のメリット分析

ここからは、2024年においても初代iPhoneSEが評価できる点について、詳しく見ていきましょう。

実は、今でも魅力的な特徴がいくつか残っているんです。

コンパクトさと携帯性

重量わずか113グラム、厚さ7.6ミリという小型軽量ボディは、現代のスマートフォンにはない特徴です。

ポケットやミニバッグにもすっぽり収まり、片手での操作性は抜群です。

特に、子供用の初めてのスマートフォンとして検討するにはベストな大きさでしょう。

初代というプレミア感

どのようなデバイスでも、初代ならではのプレミア感というものがありますよね。

初代iPhoneSEにおいても、初めて生まれたリーズナブルなシリーズということで、これまでのiPhoneの歴史を塗り替える1台に位置付けられています。

使い勝手は二の次で、初代を持っている事に価値があるという、コレクター魂がうずく人もいるでしょう。

カメラなどは、逆にレトロな写真が撮れるというメリットもあります。

価格メリットの検証

では、実際の中古市場での取引価格について、より詳しく見ていきましょう。

これは実機購入を考える上で、とても重要なポイントです。

維持費と修理費用

中古価格が10,000円前後と手頃な一方で、バッテリー交換が必要になる可能性が高いことは考慮すべきです。

Apple正規店でのバッテリー交換は、すでに修理自体を受け付けてもらえない可能性があります。

古すぎる機種は電池の在庫もありませんから、これは大きな課題だと感じています。

iPhone SE第1世代の深刻な課題

ここからは、2024年に使用する上での問題点について、包み隠さず詳しくお伝えしていきましょう。

実は、かなり深刻な課題がいくつも存在するんです。

セキュリティリスク

iOS 13で更新が止まっているため、最新のセキュリティパッチが適用されません。

これは単なる機能面の問題ではなく、情報セキュリティ上の重大なリスクとなります。

オンラインバンキングやキャッシュレス決済など、金融関連のアプリを入れる場合は特に注意が必要です。

アプリの互換性問題

多くの人気アプリが、最低動作要件としてiOS 14以上を要求するようになっています。

具体的な例を挙げると、PASMOなどの交通系アプリ、最新の動画配信サービス、人気ゲームアプリなどが使用できません。

これは日常生活に大きな支障をきたす可能性がありますね。

少なくとも、メイン機として使うには少々心もとないと言わざるを得ません。

バッテリー持続時間の問題

発売から長い時間が経過していることもあり、バッテリーに関する課題は特に深刻です。

こちらも、詳しく見ていきましょう。

実際の使用時間

新品時の連続ビデオ再生時間は最大13時間、オーディオ再生は最大50時間でしたが、経年劣化により、これらの数値は大幅に低下している可能性が高いです。


私が使用していた時も、昼には充電が必要になることが頻繁にありました。

モバイルバッテリーの常備は必須と考えたほうがよいでしょう。

将来性の考察

最後に、2024年以降のiPhone SE第1世代の展望について、私の率直な意見を述べさせていただきます。

サポート終了の影響

すでにAppleの整備済製品としての取り扱いも終了しており、純正部品の供給も限られています。

そのため、修理が必要になった際の対応が極めて困難になることが予想されます。

長期的な使用を考えるなら、大きなリスク要因となるでしょう。

かなり限られた用途でしか、使うのは難しいかと思います。

まとめと購入判断のアドバイス

ここまでの解説を踏まえて、iPhone SE第1世代の購入について、具体的なアドバイスをさせていただきます。

結論として、2024年の時点で新規購入をお勧めすることは、残念ながら難しいと考えています。

セキュリティ上の懸念やアプリの互換性問題は、日常的なスマートフォン利用において重大な支障となるためです。

特にメイン使いのiPhoneとして検討されている方には、予算を少し上げてでも、iPhone SE第2世代などの比較的新しい機種を選択することを強くお勧めします。

これなら中古でも2〜3万円台で購入可能な機種は多く存在しますし、長期的に見ればむしろコスト効率が良くなるはずです。

ただし、以下のような特殊なケースでは、iPhone SE第1世代の使用を検討しても良いかもしれません。

たとえば、インターネットにあまり接続しない単純な電話・メール専用機として使用する場合や、子供の初めての練習用端末として一時的に使用する場合などです。

また、カメラ用途のみで使ったり、電卓として仕事のお供にするのも良いかもしれません。

その場合でも、セキュリティリスクを十分に理解した上で、使用方法を限定することをお勧めします。

スマートフォンは現代生活の必需品ですから、安全で快適に使える端末を選びたいものですよね。

この記事が、みなさんのスマートフォン選びの参考になれば幸いです。

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