「iPhoneの容量が足りない」という警告、頻繁に目にしませんか?
特に困るのが、削除したくても削除できないアプリの存在です。
実は、iPhoneには見落としがちな容量節約の設定が数多く隠されています。
今回は、私が実際に試して効果を実感した、プリインストールアプリの整理方法から、意外と知られていない容量確保のテクニックまでご紹介します。
削除できないアプリの処理も含めてまとめましたので、ぜひ容量不足を解消してみましょう。
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プリインストールアプリの賢い管理方法
iPhoneに最初から入っているアプリの中には、完全に削除ができないものも多くあります。
しかし、適切な管理方法を知れば、容量の節約は可能です。
まずはその方法を見ていきましょう。
iOS 16以降での無効化テクニック
iOS 16からは、プリインストールアプリの「オフロード」機能が追加されました。
これは、アプリのデータを残したまま、アプリ本体を一時的に削除する機能です。
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から各アプリを選択し、「Appを取り除く」を実行することで、アプリ本体の容量を解放できます。
私の場合、使用頻度の低い「株価」や「コンパス」などのアプリをオフロードすることで、約500MB程度の容量を確保することができましたよ。
なお、AppStoreの設定を変更し、いらないアプリを自動で削除してストレージを空けることもできます。
非使用のアプリを自動的に削除する: 「非使用のアプリを取り除く」をオンにします。アプリがApp Storeにまだある場合はいつでも再インストールできます。
(引用元:Appleサポート)
非使用のアプリを自動的に取り除く設定も可能です。
ただし、使いたいときに再インストールが必要になる点には注意が必要です。
代替アプリの活用方法
プリインストールアプリの多くは、ウェブブラウザで代用できるものもあります。
例えば、「マップ」アプリは「Googleマップ」のウェブ版で代替可能です。
他にも「時計」「カレンダー」など、プリインストールアプリを普段使わないものは、使い勝手の良い、好みのアプリに差し替えるのもおすすめです。
すべてのアプリがオフロードできるわけではありませんが、可能なものだけでもより使うアプリに変更することで、容量を有意義に使うことができます。
システムデータの最適化テクニック
iPhoneの容量を圧迫する要因の一つに、システムデータの肥大化があります。
このデータを適切に管理することで、大幅な容量確保が可能になります。
キャッシュクリアの正しい方法
システムデータには、アプリのキャッシュやログファイルが含まれています。
これらは時間とともに蓄積され、容量を圧迫していくため、定期的なキャッシュクリアが重要です。
たとえばブラウザキャッシュの場合、「設定」→「Safari」→「Webサイトのデータを消去」から実行できます。
また、各アプリの設定でもキャッシュを削除できる場合があります。
私の場合、頻繁に使うSNSアプリのキャッシュだけで2GB以上あり、クリアすることで大きな容量を確保できました。
アプリデータの効率的な管理方法
アプリ自体の容量以外にも、アプリが保存するデータが意外と大きな容量を占めています。
これらを適切に管理することで、さらなる容量確保が可能です。
アプリ内ストレージの確認と整理
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」から、各アプリが使用している容量を詳細に確認できます。
iOSやiPadOSは、デバイス上のストレージを監視し、各アプリが消費している容量を分析します。また、デバイスのストレージの使用状況は「設定」画面や、コンピュータのFinder、Appleデバイスアプリ、またはiTunesで確認することができます。
(引用元:Appleサポート)
例えば、SpotifyやNetflixなどのストリーミングアプリは、オフライン再生用にダウンロードしたコンテンツが大きな容量を占めています。
使用していないダウンロードコンテンツを削除することで、数GB単位の容量を確保できることも。
私の場合、Spotifyのオフライン保存した音楽を整理することで、約3GBの容量を解放することができました。
メッセージとメールの最適化
メッセージアプリやメールアプリには、添付ファイルが自動的に保存されます。
特にメッセージアプリでは、写真や動画、スタンプなどが容量を圧迫します。
1年以上前のメッセージを削除したり、大きな添付ファイルの手動削除を行うことで、効果的に容量を確保できます。
設定から「メッセージを保存する期間」を「1年」に変更するだけでも、思った以上に容量が空くことがあるので試してみてください。
クラウドサービスの活用テクニック
ローカルストレージの容量を節約するために、クラウドサービスを効果的に活用する方法を見ていきましょう。
適切な設定で、使い勝手を損なうことなく容量を確保できます。
iCloudの最適化設定
iCloud写真の最適化ストレージを有効にすると、フル解像度の写真はクラウドに保存され、デバイスには最適化されたバージョンが保存されます。
この設定により、写真ライブラリの容量を削減することが可能です。
ただし、写真を開く際に多少の待ち時間が発生する場合があるため、頻繁にアクセスする最近の写真は端末に保存しておくことをお勧めします。
設定は「設定」→「写真」から簡単に変更できます。
サードパーティのクラウドサービス活用法
GoogleフォトやDropboxなどのサードパーティクラウドサービスも、容量確保に有効です。
特にGoogleフォトは高画質モードで15GBまで無料で使用できるので、写真や動画のバックアップに最適です。
アプリをインストールして自動バックアップを設定しておけば、定期的に容量を確保できます。
私はiCloudと併用することで、より確実なバックアップ体制を構築しています。
定期的なメンテナンス方法
一度容量を確保しても、時間とともに再び容量が不足してくるのが悩みの種です。
定期的なメンテナンスの方法について解説します。
月次チェックのポイント
毎月1回は「iPhoneストレージ」の使用状況を確認することをお勧めします。
特に注目すべきは「その他」の容量で、この項目が5GB以上になっている場合は、不必要なキャッシュデータがたまっているサインかもしれません。
アプリの使用履歴を確認し、最近使用していないアプリのオフロードも検討しましょう。
定期的なチェックを習慣化することで、容量不足を未然に防ぐことができます。
自動化できるメンテナンス項目
iCloud 写真の「ストレージを最適化」機能を活用すると、不要なファイルを削除してくれます。
写真アプリでは、写真ライブラリ内で重複する写真やビデオが特定され、「重複項目」コレクションに表示されます。重複する写真やビデオを結合して、保存領域を節約し、ライブラリを整理することができます。
(引用元:Appleサポート)
また、純正の「写真」アプリの「重複を検出」機能も、定期的に作業することで容量の無駄を省けます。
最近のiOSでは、これらの機能により容量を最適化できる仕組みが豊富にあり、必要になれば自動的に提案されるので便利ですよね。
常に空き容量を設けたい場合は、手動でチェックすることでより確実な容量管理が可能になるので、定期的に見直してみてください。
容量を空けて快適なiPhone生活を
iPhoneの容量不足は、正しい知識と適切な設定で解決できる問題です。
プリインストールアプリの管理、システムデータの最適化、クラウドサービスの活用など、様々な方法を組み合わせることで、大幅な容量確保が可能になります。
特に重要なのは、定期的なメンテナンスの習慣化です。
月に1回程度のチェックを行うことで、容量不足に悩まされることなく、快適な使い心地を実現することができます。
ただし、過度な断捨離は使い勝手を著しく損なう可能性もあるので、自分の使用スタイルに合わせて、必要なものは残すようにしましょう。
この記事で紹介した方法を参考に、あなたもiPhoneの容量で適切なバランスを見つけてみてください。
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