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スマホのリバースチャージ(逆充電)って何?

最新のスマートフォンに搭載されている「リバースチャージ」機能をご存知ですか?

スマートフォンが充電器に変身するこの技術は、Galaxy S23シリーズなどの最新機種で注目を集めています。

ワイヤレスイヤホンの充電はもちろん、他のスマートフォンのバッテリー切れも救える、まさにデジタル時代の「助け合い」機能とも言えるでしょう。

ただし、この便利な機能にも注意点があります。

充電効率や発熱の問題から、いつでも使えるわけではないんです。

今回は、リバースチャージの基本的な仕組みから賢い使い方のコツまで、詳しく解説していきます。

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リバースチャージとは

「スマートフォンで他の機器を充電する?そんなことができるの?」と思われた方も多いのではないでしょうか。

実は、最新のスマートフォンには、自身のバッテリーを使って他の機器を充電できる「リバースチャージ」という機能が搭載されているんです。

この機能は大きく分けて、「ワイヤレスリバースチャージ」と「有線リバースチャージ」の2種類があります。

有線はiPhone15シリーズでも使える、ケーブルを2機に直接さして使える充電機能のことですね。

ワイヤレスリバースチャージの仕組み

ワイヤレスリバースチャージは、Qi(チー)規格という国際標準規格に基づいて動作します。

スマートフォンの背面に内蔵された充電コイルを使用して、最大15Wの電力を他の機器に供給することができます。

例えば、Galaxy S23 Ultraでは、4nm製造プロセスの高効率プロセッサと5,000mAhの大容量バッテリーを組み合わせることで、効率的な電力供給を実現しています。

私も実際に使ってみましたが、特にワイヤレスイヤホンの充電には重宝しますね。

対応機種と性能の違い

では、どのようなスマートフォンがリバースチャージに対応しているのでしょうか。

具体的な機種と性能について見ていきましょう。

メーカー別の対応状況

現在、主にSamsung・Huawei・Pixelのフラッグシップモデルなどがワイヤレスリバースチャージに対応しています。

例えば、SamsungのGalaxy S10シリーズ以降ならば、ワイヤレスパワーシェアが可能です。

GoogleのPixelシリーズでは「バッテリーシェア」、SHARPのAQUOS Rシリーズでは「チャージシェア」という名前でこの機能は提供されています。

一方、iPhoneシリーズは15W出力のMagSafe充電には対応していますが、ワイヤレスのリバースチャージ機能は現時点では搭載されていません。

バッテリーシェアは有線ケーブルでつないだ場合のみ可能です。

ただし、リバースチャージは通常の充電に比べると、出力の違いが大きいため、充電にかかる時間が長いのがデメリットです。

いわゆる緊急用、万が一の際に使う機能と覚えておくのが良いと思います。

リバースチャージの活用シーン

リバースチャージは、どんな場面で役立つのでしょうか。

実際の使用例を踏まえて、詳しく解説していきます。

緊急時の活用方法

友人のスマートフォンのバッテリーが切れそうな緊急時には、有線リバースチャージが大活躍します。

Qi対応のスマートフォン同士であれば、リバースチャージをONにして重ねるだけで、すぐに充電開始できるからです。

実は私も先日、出張先で同僚のスマートフォンのバッテリーが切れかけた際に、この機能を使って窮地を救ったことがあるんです。

モバイルバッテリーを忘れたと言って、同僚はとても焦っていましたが、これで危機を脱出することができましたよ。

普段使いでの活用場面

最も活用頻度が高いのは、実はワイヤレスイヤホンの充電です。

例えば、Galaxy Buds2 Proなどのワイヤレスイヤホンを持っている場合、Galaxyスマホと連携してリバースチャージ機能を活用できます。

この程度の容量であれば、スマートフォンのバッテリーへの負担も比較的少なく済むため、最も効率の良いリバースチャージと言えるかもしれません。

私の使い方をご紹介すると、通勤電車の中でイヤホンの充電が切れかけた時、スマートフォンを充電台として活用しています。

通勤にかかる10~20分程度の充電でも十分な時間の音楽再生が可能になるので、とても重宝していますよ。

最近のスマートウォッチでも、Galaxy Watch 6のように、リバースチャージに対応している機種が増えてきていますので、こういった観点で機種選びをするのもアリかもしれません。

充電効率と注意点

便利なリバースチャージですが、使用時には注意が必要な点もあります。

ワイヤレスリバースチャージの場合、電力変換効率は通常の充電と比べると大きく劣ります。

いくらスマートフォンが大容量であっても、リバースチャージの充電にかかる時間短縮にはなりません。

この機能は決して高効率とは言えません。

例えば、5,000mAhのバッテリーを搭載したスマートフォンで、3,000mAhのスマートフォンを充電すると、単純計算で供給側のバッテリー残量は約40%も減少してしまいますよね。

つまり、万が一に備えたシェア機能に過ぎず、これをメインの充電方法として選ぶのは実用的ではないのです。

発熱と安全性

リバースチャージ使用時の重要な注意点として、発熱の問題があります。

この点について、詳しく見ていきましょう。

温度管理の仕組み

基本的に、Qiを使ったワイヤレス充電は、有線充電と比べるとスマートフォンが発熱しやすい傾向があります。

そのため、複数の温度センサーが搭載されており、充電時の温度を常時監視しているような仕様になっているんです。

一般的に、端末の温度が一定を超えると、自動的に充電を停止する・または速度を低下させる安全機能が働きます。

ちなみに、リバースチャージを使用する際は、スマートフォンのケースを外すことをお勧めします。

これにより、放熱効率が向上するだけでなく、より安全に充電することが可能になります。

使用環境による影響

リバースチャージ使用時の発熱は、周囲の環境温度にも大きく影響を受けます。

例えば、真夏の車内のように気温が35度を超える環境では、スマートフォン自体の温度が42度まで上昇することもありますよね。

ですから、極端なことを言えば、気温30度以上ある屋外でリバースチャージを使用するのは避けた方が無難でしょう。

端末表面の温度は約40度まで上昇するかもしれません。

ここまで温度が上がってしまうと、手で触れると明らかに熱さを感じるレベルですし、直射日光が当たる場所での使用は要注意ですね。

このような温度上昇は、バッテリーの劣化も加速させる要因となります。

そのため、リバースチャージの使用は、できるだけ室内、もしくは気温が20~25度程度の環境で行うのが良いのではないでしょうか。

また、充電中のスマートフォンに直射日光が当たらないよう、日陰に置くなどの配慮も大切ですよ。

電力管理のコツ

リバースチャージを効率的に使用するためには、いくつかのコツがあります。

ここでは、実践的な使用方法をご紹介しましょう。

最適な使用方法

まず、充電を行う際は、供給側のスマートフォンのバッテリー残量が30%以上あることを確認しましょう。

多くの機種では、バッテリー残量が一定の数値を下回ると、自動的にリバースチャージ機能が無効になるように設定されています。

また、充電中は両方の端末をなるべく動かさないようにすることをお勧めします。

特にワイヤレスリバースチャージの場合、コイルの位置がずれると充電効率が大幅に低下してしまいます。

まとめ

リバースチャージは、確かに便利な機能ですが、その使用には適切な判断が必要です。

私の経験から言えば、この機能は「緊急時のバックアップ」として考えるのが最適だと思います。

日常的な充電方法としては、やはり専用の充電器を使用することをお勧めします。

ただし、ワイヤレスイヤホンなど、小型デバイスの充電には非常に便利な機能だと感じています。

最後に一つアドバイスをさせていただくと、新しいスマートフォンを購入する際は、リバースチャージ機能の有無だけでなく、その使い勝手にも注目してみてください。

同じリバースチャージ対応でも、機種によって使い勝手が大きく異なりますので、特徴を踏まえたうえで購入するのがおすすめです。

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